Razorfishのテクノロジーサミット

今月1日に、Razorfishのテクノロジーサミットがアトランタで開催されました。年度末ということもあり、私は参加できなかったのですが、当社から参加したメンバーにとっては、非常に刺激的なカンファレンスだったようなので、ちょっとご紹介をしましょう。

このサミットは、Razorfish各オフィスのCTOなどテクノロジー分野のマネージャーと、クライアントのIT部門を招いて毎年開催されているもので、今年で5回目だそうです。
ケーススタディを中心に、9つのセッションが行われましたが、全体を通して、クラウドによるマーケティングプラットフォームの刷新、開発環境の大きな変化、これらにどう向き合っていくのか、ということが、大きなテーマ。
Keynoteとして、GoogleからWeb Appsのエコシステムについてのプレゼンテーションの後に、UnileverやPapa John’s、Deltaなどの事例が紹介されました。

その中でも、Unileverのケースは、興味深く、クラウド上に"Greenhouse"と呼ばれる、デジタルマーケティングプラットフォームを構築し、多国籍で多種類の製品を扱うためサイトを効率よく運営しようというものでした。
AWSの仮想サーバインスタンスを本番用、開発用、QA用に別々に管理し、フェースに応じて切り替え、サイトを迅速かつ安全にリリースすることを可能にしている、ということでした。
また増え続けるマーケティングデータに対して、Razorfishでは、クラウドを活用することが必須のソリューションとなっていることも紹介されました。確かに、ホリデーシーズンのコマースサイトのトラフィックの急激かつ一時的な増加は、ECを展開している企業にとって悩みの種ですし、マーケティングの精度をあげるために、顧客の細かなセグメンテーションをしようと思うと、より多くのデータを蓄積・分析できるインフラが必要です。クラウドを使いこなせるかどうかによって、マーケティングの優劣が生まれそうです。

日本でも、震災直後のネットのトラフィックの急変やリスク管理からクラウドへの関心が大きく高まってきましたので、ここで紹介されたようなマーケティングにおける大規模な活用事例が国内でも登場する日も遠くないでしょう。