21世紀型スキル

最近、インテルやマイクロソフトなどIT系企業が、次世代の教育に関して、様々な活動を行っていることを知りました。
きっかけとなったのは、「なぜいま「21世紀型スキル」の教育が必要なのか? – インテルに聞く」というマイコミジャーナルのインタビュー記事です。ITが生活のインフラとなるなか、それを使いこなすための教育が子供たちに対して必要不可欠なものとなっているので支援しようという社会的な意味だけではなく、IT系企業にとっては、将来に向けた、顧客の創造という意味もあるでしょう。
このインタビューの中で、インテルの考える21世紀型スキルは、以下のように紹介されていました。

* 批判的思考力(批評精神を持って考える力)と問題解決能力
* コミュニケーションとコラボレーションの能力
* 自立的に学習する力
* ICT(情報通信テクノロジー)を確実に扱うことのできる能力・スキル
* グローバルな認識と社会市民としての意識
* 金融・経済に対する教養
* 数学、科学、工学、言語や芸術といった分野への理解を深めること
* 創造性

これは、子供にとってだけではなく、今のビジネスマンにとっても必要不可欠なスキルですね!
私も子供を持つ父親として、これからこうしたスキルをどうやって身につけさせたらいいのか、いろいろ考えさせられてしまいました。たとえば、インテルでは、学校の先生に様々なアドバイスをしています。記事で紹介されているところでは、
# ○×式ではなく、記述型の質問を行う → 生徒が批判的思考や問題解決のスキルを身に付けることに繋がる
# 子どもたちと一緒に、よりプロジェクト型の学習を行う → 生徒が自発的に、きちんと方向性を決定できる
# 教室の中で、協力を促すグループ分けを行う → コラボレーションの力を養う
こんなことが、あげられていますが、なかなか学校教育の中で十分に行えているのかな、と不安を抱くのはわたしだけではないでしょう。親も普段の生活の中で、意識しなくてはいけないことかもしれません。

ところで、こうした次世代教育への取り組みは、米国では産学協同で様々な形で展開されているようです。これは、フィンランドや韓国など教育に熱心な小国が経済面でも大きく台頭してきたことに対して、危機感を覚えた、というのがきっかけのように思います。ちなみに記事でも紹介されているマッキンゼーのリポートでは、OECD各国の学力調査(PISA)で、フィンランドと韓国はそれぞれ、数学と科学で1位になっています。
インテル、マイクロソフト、シスコは、ATC21S(Assessment and Teaching of 21st Century Skills)という活動をやっていますし、Appleは、ACOT2(Apple Classrooms of Tomorrow-Today) という取り組みを行っています。
日本においても、産学での取り組みを強化していく必要があると思いますし、当社も何かできることはないか、考えてみたいと感じた次第です。