Razorfsh Client Summit 2013 その2

Nike Running — Finding New Routes in Digital China

今回、初めてアジアからのクライアントということで、Nike Chinaのマーケティング担当VPのSimon Pestridge氏が登壇し、中国におけるデジタルマーケティングについて話をしました。既にネット人口は、米国の2倍を超えており、モバイル経由のインターネットへのアクセスは、PCを上回る4.2億人で、モバイルによるアクセスの拡大がソーシャルメディアに寄るコミュニケーションを爆発的に拡げている状況の中で、中国でのソーシャルメディアの重要性を強調していました。面白かったのは、そもそも、中国というのは、「誰を知っているか」がその人の価値に繋がる、という、歴史的にSocial Networkの国。今のソーシャルメディアの広がりは、こうした背景があるようです。


これまで、米国の模倣で、中国全土を覆うサービスが数多くローンチされてきましたが、今後は、中国から新しいトレンドが生まれてくるとして、紹介されたのが、Wechatでした。日本でもLINEがブレイクしているように、アジアからのメッセージングアプリのトレンドは、欧米から見て、ユニークに写るようです。

 

Panel Discussion: Commerce Disruption — How Today’s World Is Changing How We Sell

翌日に行なわれた、パネルディスカッションでは、当社の役員でもある、Razorfish APACのPresident、Vincent Digonettが、中国におけるコマースについて話をしました。

広大な国土ゆえに、リアル店舗で全国展開が難しい中、コマースの重要性は他の国より大きく、また、Social Engagementが極めて重要であると語りました。米国でよく言われる、Commerce Team(製品を売る事に重きをおく) vs  Marketing Team(Brand Engagementに重きをおく)といった二項対立は、中国では急速に解決され、First Perfect Convergence of Social and Commerceを実現することになる、と強くアピールしました。過去はコピーの国だったが、今や、欧米の企業は、中国語がわかる人材を採用して、そのトレンドをウォッチすべきだ、と。


二人のヨーロッパ人の意見を聞いて、中国についてそこまでの認識は持ち合わせていませんでしたが、地の利を生かして、改めて、ウォッチすべきだなぁと感じた次第。当社も今年は中国人の採用もしていますし、もっとアジアにも目を向けなくては、と感じた、ラスベガスの2日目でした。