共感クリエーション まもなくリリース

電通レイザーフィッシュより、来週、ソーシャルメディアマーケティングの本を出版します。

タイトルは、「共感クリエーション」。

当社のソーシャルメディアマーケティング(SMM)部のメンバーが中心に執筆しました。デル、日本マイクロソフト、電通の方々にも寄稿をお願いして、私も巻頭の文章を少し書かせていただきました。当社のSMM部は、電通がFacebookと業務提携を始めた2011年に立ち上げ、以来、電通グループの中で、最も数多くのSMMの案件を担当してきました。その現場経験から得られた知見を、今回、本にまとめました。

担当してきた案件の中で、我々が学んだのは、いかに消費者を巻き込むことができるかが、ソーシャル時代のマーケティング活動の鍵になっている、ということです。そして巻き込むために必要なものが、消費者の「共感」です。これをどのように醸成していけばいいのか、その方法について、なるべく実践的にまとめたのが本書です。

Listen, Plan, Engage

当社としてのSMMのアプローチとして、Listen > Plan > Engageというフレームワークを紹介しています。これは、継続的にPDCAサイクルを回していくものですが、起点となるのは、Listenです。消費者が多様化し、消費行動も多岐にわたる現在、ソーシャルメディアによってリアルタイムに消費者の意見や考えていることを知ることができるのは、マーケターにとっては、企画や意思決定のための大きな武器になります。もちろん、それらは、消費者全体を代表しているものではありませんが、それまで知りたくても知れなかったことが、少しの手間と費用で分かる。消費者に「共感」をしてもらうためには、欠くことのできないステップです。5年前に、いまや古典とも呼べる、「グランズウェル」においても、傾聴の重要性が強調されていましたが、これは、現在も変わりません。優秀な営業マンがヒアリングに長けているように、相手のことを知らずして、饒舌な営業トークをくりかえしても、お客様の心をつかむことはできないわけで、消費者とブランドが直接向き合うソーシャルメディアの時代においては、人と人が向き合う、日常のコミュニケーションの原理原則が、よりマーケティングにも当てはまることになるのだと思います。

今回は、2008年からスタートした永谷園の事例や、2010年のマイクロソフトの事例、そして最近のDellの事例など、当社が関わらせていただいた具体的な案件もご紹介しています(クライアントの関係者の皆様、ありがとうございました!)。ブログ、Twitter、Facebookとコミュニケーションのプラットフォームは変わりつつも、「共感クリエーション」というテーマは、いずれにも当てはまってきます。いずれも決して派手なキャンペーンではありませんが、企業が消費者とどのように向き合って、「共感」をつくっていけばよいのか、理解していただくためには、分かりやすい事例として選んでいます。

ソーシャルアカウントを開いたものの、まだ活用しきれていない、と感じている方や、これからソーシャルメディアを日常的にマーケティングの中で活用していきたい、という方に読んでいただきたい本です。どうぞ、よろしく!