Yuko Uesu / Creative Dept. / Art Director

今は自分でも何故なのか分からないくらい
脳活動に興味がありますね。
どうクリエーティブやマーケティングに
活かそうか考えています。

上江洲 佑布子 Yuko Uesu

クリエーティブ部
アート ディレクター
2015年中途入社

電気通信事業者の保守運用、そして映像翻訳会社の広報を経て、アートディレクターとして電通アイソバーに入社するという異色のキャリアを持つ上江洲。自動車メーカーやファッションブランドなどのクライアントを担当し、WEB・アプリデザインやLINEとストアのアクティベーションをつなげる施策の企画制作などを実施。また、アワード、コンペティションへの参加や、R&Dにおける最新技術リサーチを積極的に行う彼女のアクティブさは社内でも高く評価されている。

海外、そして他業種。さまざまな経験から生まれた“新しいアートディレクター”像

「私は大学ではグラフィックデザインを学び、その後オランダの大学院に進んでメディアデザインとコミュニケーションを研究するという学生時代を過ごしていました。その後はオランダでオーディオビジュアルの作家活動をして、帰国後、電気通信事業者や、映画などの映像作品における字幕や吹き替えを翻訳する映像翻訳会社を経て、電通アイソバーに入社しました。
映像翻訳会社では広報を担当していたので、経営や広報の視点からクライアントの気持ちが分かるのが自分の強みかもしれません。変わったキャリアのようですが、アートディレクターとしてビジュアルだけじゃない全体のコミュニケーションを設計していきたいと思っていたので、デザイナー1本で来なかった自分のキャリアは悪くはなかったと考えています。
正直なところ、入社する前はかなり身構えていた部分があったのですが、みんな厳しくも優しく、『身構える必要は何もなかったな』と今では思っています。理不尽な人が本当にいないので、チームと協力して仕事できるのがこの会社の魅力のひとつですね。そんな中でも特に思い出に残っているのは、同僚のジェシーさんとともに、広告・コミュニケーション関連のアワードである“ヤングライオンズ/スパイクスコンペティション”国内予選に3回参加し、シルバーを獲得できたことです。」

その独自のキャリアで培われたクリエーティブ視点と、チャレンジ精神で日々さまざまな挑戦を続けている上江洲。“ヤングライオンズ/スパイクスコンペティション”をともに戦った同僚の神松“ジェシー”あやは、上江洲の仕事や広告への考えに共感を覚え、そしてその妥協なき仕事ぶりを高く評価する。

友だちのように信頼できる仕事仲間に出会えて幸せです

「上江洲さんと私では社歴も違うのですが、仕事の仲間という枠を越えて本当の友人だと思っています。
同い年で仕事や広告に対する姿勢も近く、世界で腕試しをしたいという熱い思いを共有してさまざまなアワードに一緒に挑戦してきました。
最初のアイディアは2人で一緒に考え、施策の詰めの段階に近づくにつれて私が本職であるプランニングの設計を行い、上江洲さんがビジュアルやロゴ周りなどのクリエーティブで手を動かすという役割分担を行い、2016年は“ヤングライオンズ/スパイクスコンペティション”国内予選でシルバーを獲ることができました。
上江洲さんは勉強家で、すごいリサーチャーなんです。とても丁寧に思考を深めていくので、そこは私も非常に尊敬しています。『ジェシーさん、神は細部に宿りますよ』という口癖とともに、詰めのところまでずっと丁寧に仕事していくんですよ。もともと翻訳会社にいたこともあって、文章の構成とかも含めて“相手に伝える”ということに関して一切妥協がないんです。そうした仕事や広告に関する共感や信頼も含め、上江洲さんが会社に入ってきてくれたおかげで、私は今“友だちと一緒に仕事ができる”という幸せを味わえていると思っています。」

同僚、“ヤングライオンズ/スパイクスコンペティション”のペア:
クリエーティブ部 シニア コミュニケーション デザイナー 神松 “ジェシー”あや
Aya Kamimatsu

好奇心が止まらない。社内プロジェクトが生むチャレンジの数々

「電通アイソバーの魅力のひとつとして“チャレンジの機会に恵まれている”ということが挙げられると思います。クライアントワークでテクノロジーとの連携を求められることが増えていますが、それよりも一歩先の、まだお客さんから求められないテクノロジーを先に研究して準備しているという感じです。
私は大学のときにインタラクティブな映像作品をつくっていたこともあり、そういう新しいものが好きだと主張していたので、プロジェクトに参加させてもらえるようになりました。
今は電通サイエンスジャムが開発した感性アナライザ(脳波計を使った簡易型感性評価キット)などを使ってどんなことができるのかを考えています。仕事の時間を使ってテクノロジーに触れられるのは、個人活動ではできないネットワークもつくれるのでとてもうれしいです。特にクリエーティブ部にはそういうものが好きな人が多く、新しくおもしろそうなものが出てきたらすぐに情報共有します。
今は自分でも何故なのか分からないくらい脳活動に興味がありますね。リサーチすればするほどいろんなことが発見できて、ニューロマーケティングや、脳波計測器を使ってロボットを動かすブレインコンピュータインターフェースなど、それらをどうリサーチやマーケティング、またはクリエーティブに活かせるかを考えたりしています。」

興味を持ったことをとことん突き詰める上江洲を最も近くで見てきたのが同僚の瀬尾だ。デザイナーとエンジニアという枠を越えた共同作業から見えてきたものとは?

同僚、脳波プロジェクトのメンバー:
クリエーティブ部 テクニカル アーキテクト 瀬尾 智昭 Tomoaki Seo

“人はチャレンジすればなんでもできる”そう感じさせてくれる人です

「現在、上江洲さんと一緒に脳波を使って瞑想をトレーニングするアプリをつくっています。
上江洲さんと僕はデザイナーとエンジニアという役割分担でアプリをつくっているのですが、彼女の探究心には本当に驚かされます。
脳波のヘッドセットを販売しているメーカーが、エンジニア向けに難解なドキュメントを公開しているのですが、そのエンジニアでも面倒臭がるような文章を彼女は自分で読んでいるんですよ。そして、何故コネクションがあるのかわからないのですが、大学の教授に脳波について質問をしていたり。とにかく興味を持ったものをやってみるという、あの行動力は本当に尊敬しますね。
そして、彼女からはネガティブな意見が出るのを聞いたことがないんです。彼女を見ていると“人間はチャレンジすればなんでもできるようになる”と感じさせられますよ。上江洲さんは今とにかく脳波が本当に好きなんだろうなという感じで、世間話がすでに脳波の話ですからね(笑)。
私はテクノロジストとして、今はまだ話題になっていない領域のテクノロジーを先取りして深掘りし、いままでになかったサービスや仕組みを生み出すような仕事をしたいと思っているのですが、今後、上江洲さんが同じ分野に興味を持ってくれるようだったら是非一緒に仕事をしたいと思っています。」

日本だけでなく世界中に仲間がいる。アイソバーグループとしての魅力

「電通アイソバーは正直最初のころは何をしている会社なのかよくわからなかったのですが、面接のときからとても和やかな雰囲気で、『フラットで働きやすそうな会社だな』と感じていました。それは働きはじめてからも変わりません。
オランダの大学院に通っていたときに、色んな国の人とおもしろいと思ったことを共有できるのがとても楽しく、その延長線上で仕事をしたいと思っていたのですが、まさしく今それができはじめていると思います。
アイソバーグループはイギリスに本社があり、各国に支局があるのですが、先日オフを利用してイギリスの本社に遊びに行かせてもらったんです。
CEOやHead of Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション主任)に話を聞いたり、その後はオランダのアイソバーのマネージングディレクターやクリエーティブディレクターとも会って話したりました。みんなフラットに歓迎してくれて、オフィスの見学にはじまり、“今どういう仕事をしていて、今後どういう方向性にアイソバーが向かおうとしているのか”をそれぞれインタビューしました。
他にはオーストラリアのアイソバーが新しいテクノロジーを案件化することに長けているので『どうやって実現したんですか?』とメールで質問したらすぐ返事を返してくれたりするんです。こんな環境は他にないと思いますね。日本をはじめ、ポジティブに良い仕事をしていこうというテンションは各国のアイソバーで共通していると思います。誰もそれっぽく誤魔化さず、小手先の仕事をしないんです。
環境面で言えば、家族を会社に連れてきて感謝を伝えるファミリーデーがあるなどオープンな雰囲気も魅力だと思います。それとオフィスの立地も好きです。おいしいところがたくさんあるので、太ります(笑)。」

上江洲を面接し、採用したのが所属部門長である田場だ。異色のキャリアを積んできた彼女をアートディレクターとして採用したその理由と、クリエーティブ部の組織論とは?

会ってすぐに採用。たまに暴走気味だけど、もっと暴走してくれても構わない

「第一印象は『変わった人が来たな』でした(笑)。語学に堪能なアートディレクターが欲しかったこともあり、オランダのアートカレッジを出ていることも含めておもしろそうな経歴だと思いましたよ。
個人的に変な人が好きということもあり、良い意味での違和感が欲しくてユニークな人を採用するようにしているんです。上江洲さんは面接を始めて5~10分くらいで『採用しよう』と思いましたね。
入社してみたら直感通りおもしろいし、変態的にリサーチをする人でした。リサーチ力はうちの部でもピカイチで、フットワークが軽く、“1”お願いしたら“10”になって返ってくるタイプなので、とても頼りにしています。たまに暴走気味になるときもありますが、むしろもっと暴走してもいいと思っているくらいです(笑)。
うちの部署にはたくさん経験を積んできたという人よりも、武器を持っている人が欲しいので、上江洲さんのようなエッジが立って、なおかつ相手をリスペクトできる人にはどんどん入ってきてほしいですね。今後も興味あることを尋常じゃないくらい深掘りしてほしいと思っています。そういう個人の特性を仕事に活かすのは上司の役目なので、エッジが立てば立つほど周りが動いていきますから。」

所属部門のバイスプレジデント:
クリエーティブ部 バイス プレジデント 田場 晋一郎 Shinichiro Taba

Ideas
without
limits

Enabled by technology.
Designed for people.
Delivering business results.

今後のキャリアや目標について「肩書きにとらわれずに、ただ美しいビジュアルをつくるだけでなく“ソリューションを提供するために何ができるのか”を与えられた役割を越えて有機的に動きながら模索していきたい」と上江洲。役割というリミットを取り払ったところから生まれるアイディアで、今後も、より多くのエッジーな成果を生んでいくことだろう。